ご挨拶

「三無会」の立ち上げ 柏倉康夫先生

平成23年1月
柏倉康夫

私たちは「三無会」と自称する「塾」を開いています。
これは江戸時代、全国各地で隆盛だった塾を模したもので、集まったものたちが意見を交換し、互いに切磋琢磨して、生涯にわたり学習していこうとする集いです。

これまでの約二年、あるときは研究会を開き、一つのテーマについて会員の発表をもとに検討を行い、あるときはネットを通じて互いの考えをぶつけあって、理解を深める努力をしてきました。
新聞、雑誌、書物など出版物の電子化が加速し、それを読むための新たな端末が 出現しているいま、活字文化はどこへ行くのか。そんなテーマでシンポジウムを開いたのは平成22年(2010年)夏でしたが、問題点を整理するべく事前に意見交換を行ったところ、議論百出、集約してみるとA4で20枚をはるかに超える分量の議論がネット上を飛び交いました。これからも、こうした熱い議論を積み重ねたいと思っています。

この集いの母体は、放送大学の大学院修士課程で、「情報化社会研究」のゼミに在籍したものが中心となっていますが、どなたにも門戸は開かれています。参加にあたり、「資格を問わない」、「年齢を問わない」、そして「なにも問わない」 をモットーとしていることが、「三無」と名づけた所以です。
ご関心の向きは、ぜひ塾の門をたたいてみてください。


シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする