放送大学情報化社会研究会

研究発表会実施報告

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2019年11月9日(土)午後、神奈川学習センターにて会員の大野哲弥さん、会長の羽生浩一さんによる研究発表会を行いました。6月の定期総会での発表が延期されていたもので、発表者を含め、8名が参加。活発な質疑も行われました。

大野さんからは御著書から「『通信の世紀:情報技術と国家戦略の五十年史』」について、真珠湾攻撃の際、駐米大使館からの宣戦布告通達が遅延した要因などについて、これまでの評価についての問題点から、当時の電信がどのような経路で伝達されていたのかなどについて質疑が行われました。

また、羽生さんからは機関誌に3号にわたる連載となった「オーラルヒストリー研究:台湾人ジャーナリスト・駱文森の個人史からみた台湾・日本統治時代から民主化時代の輝石」について、日中国交正常化前後の台湾におけるジャーナリズムの状況や、個人史でもあるオーラルヒストリーを扱う場合の考え方などについてディスカッションが行われました。